こんにちは。田中です。
今回は高校受験での志望校の決め方や選び方の基準についてのお話です。
受験が近づいてくると志望校選びで悩まれている方も多いことかと思います。
私が指導している生徒からもよく「仲の良い友達が行くから」「制服が可愛いから」
こんな理由で高校を選んでいる生徒たちをよく目にします。
しかし、自分の人生にも大きな影響を与えかねない高校での3年間。
その高校生活をより有意義なものにするためにも、しっかりとした基準で志望校を決定する必要があります。
志望校を決めるためにはまず情報収集が大切です。
まず、情報収集の際鍵となる「知っておきたい情報」から見ていく事にしましょう。
志望校を考える上で知っておきたい情報
以下に示した内容が志望校を決定する上で大切な「知っておきたい情報」です。
志望校について質問された時、ほとんど答える事ができない状態は良くありません。
学校の先生や塾の先生に「どんな学校?」と聞かれた時もサッと答えられる程度に頭に入れておきましょう。
学校の種類
・国立高校、公立高校、私立高校、大学の付属高校
・男女共学校、男子校、女子高
校風や環境
・立地条件(場所や自宅からの距離など)
・部活動(入りたい部活動はあるのか?)
・進学実績(進学したい大学への合格実績はあるのか?)
何を学べる学校なのか
・普通科
・専門学科(理数科、情報学科など)
・短期留学制度の有無など
最低限これくらいの情報は頭に入れておきましょう。
これらの情報を調べてもイメージが掴みにくい時は「学校説明会」や「体験学習会」を利用するのも良いでしょう。
早い段階から、その学校を目にする事で得られるものもかなり大きいので行って損はありません。
また、学校の先生方や先輩の話を直接聞く事で受験までのモチベーションアップにも繋がります。
情報収集をしたら今度は自分が調べた情報と照らし合わせて次のポイントについて考えてみましょう!
自分に合った学校かどうか
学校はそもそも学ぶ場です。
自分が学びたい事が学べるかどうかは何よりも大切です。
3年間そこで過ごす中でどのような学びがありどのようか成果が得られるのか?
そこでどのような出会いがありどの様な経験が出来るのか?
また、部活動を頑張りたい人は、そこでどのような練習ができるのか?
どれくらい自分に技術が身に付けられるのか?
など自分自身に自問自答してしっかり考えてみましょう。
その自問自答の中で大切なのは自分がその学校に居る場面をイメージしてみる事。
しっかりイメージして何となく自分なりに「しっくりくる」という感覚が必要です。
入学するために必要な学力はあるのか
何と言っても、その学校に入学するためには入学試験があり、学力が足りていないと受験すらできない事になってしまいます。
目標とする偏差値や内申点の得点はいくら位なのか。
もし実力が足りない時はどの程度頑張れば、到達できるのか。
という事をしっかり考えていきましょう。
この際、無理にレベルの高い学校を選ぶ必要はありません。
高校に入ってから自分がどの程度の成績でどの程度の順位に入れるのかなども考慮するのも良いでしょう。
特に公立高校などでは確実に合格できる学校を選ぶという判断も必要になってきます。
入試までに残された期間やスケジュールをしっかり考慮し落ち着いて冷静に判断する事が必要です。
それでも迷う人は目標を明確にしよう
以上のように志望校を決めるためには
・情報収集により正しい情報を集める
・自分に合っている学校かどうかをイメージする
・自分に入学に必要な学力があるのかを見極める。
という3つの点で判断する必要があります。
それでも迷うという方も多いかと思われます。
その際は一度、自分の将来の目標や夢、やりたい事について考えてみましょう!
人は目標や夢を持った途端に、加速度的に素早く行動し、考えるものです。
志望校が決まらないという事は、まず具体的な目標や夢が定まっていないとも言えます。
正しい志望校を選ぶためにも、まず早い段階から目標や夢を設定し行動を始めてみましょう。