こんにちは。田中です。

今日は読書がもたらす良い影響についてお話します。

 

皆さんは普段、本を読んでいますか?

近年、若い人の読書離れが進み、本を読む習慣が全くないという人も多いのではないでしょうか。

私の生徒にも、夏休みの読書感想文を書くとき以外に、日ごろ本を読んだ事がないという子もいるほどです。

しかし、読書する事で得られるメリットはとても大きく、それを受験に利用しない事はとても勿体ないと言えるでしょう。

ここでは

 

・読書が受験生に与える5つの良い影響

・読書嫌いの子はどうすれば良いのか

・私のおすすめの本

 

の3つの項目でお話をしていきたいと思います。

 

読書が受験生に与える5つの良い影響

➀文章に対する苦手意識がなくなる

普段から本を読んでいる人は、入試の読解問題で文章を読む事に対しての苦手意識がなくなります。

入試に出てくるような小説や随筆、評論を読むのは少し抵抗がある人でも、自分の好きな分野や興味のある事について書かれた本ならば抵抗なく読むことが出来ると思います。

普段から多くの本や文章に触れる事で、国語の文章読解に対する抵抗を少なくする事ができます。

➁読むスピードが上がってくる

入試において、文章を読んで、書かれている内容が理解できないと、問題を解く事すらできません。

また、読むスピードが遅いと、制限時間内に問題を解くという事に対しても大きな影響が出てきます。

普段から本を読むことで、文章を読んでから理解するまでのスピードを大幅にアップさせる事が可能になります。

③多くの言葉に触れる事で語彙力がアップする

本を読む事で、知らない単語や漢字、表現に出会う事がたくさんあります。

それらに出会った時は、そのまま読み流すのではなく、国語辞典や漢字辞典で調べる事をおすすめしています。

その時は、線を引き、付箋を貼るなどして学習の結果が見える形にする事でモチベーションアップにも繋げる事もできます。

語彙力を付ける事が、すべての科目において成績を上げる事にも繋がります。

④心情や主張の読み取りの力がアップする

入試には必ず、登場人物の心情を読み取ったり、作者の主張を読み取らせる問題が出てきます。

普段から読書をする事で、その本に書かれている内容を自ら掴みとるという作業が身に付くようになるでしょう。

本を読むときは、作者の主張や登場人物の気持ちをしっかりと考える事で、読み取る力が格段に上がってきます。

⑤集中力が高まる

読書は長い時間一つの本と向き合うという時間です。

それにより、集中力を高めたり、精神力の強化にも繋げる事ができます。

 

読書嫌いの子はどうすれば良いのか

本を全く読む気がしないという程、読書が嫌いな人も多いはず。

そんな人には短編の小説やショートショートをおススメしています。

ショートショートとは小説の中でも特に短いものの事を指し、面白いアイデアを追求したものや印象的な結末を持たせる作品が多いため読書嫌いでも、ごく短時間で抵抗なく読むことができます。

また、新聞や雑誌のコラムを毎日定期的に読む事でも十分に、本を読む力を付ける事ができるでしょう。

 

私のおすすめの本

新書を活用しよう

私がおすすめするのは、本のタイトルではなく、本の種類です。

私はいつも自分の生徒に多くの本を読むことを勧めていますが、本の中でも「新書」を多く読むように言っています。

新書(しんしょ)とは、新書判(173×105mm)の本の事で、多くの専門分野のものが定期的に出版されています。

レベル的にも比較的簡単なものが多く、うまく章立てされているため、スキマ時間での読書がしやすいのが特徴です。

一度、本屋さんで自分の興味のある読みやすそうな物を手に取ってみてください。

科学の分野に特化したブルーバックス

新書の中でも、科学の分野に特化したブルーバックスというシリーズも読みごたえがあります。

理系進学を考えている生徒には、特におすすめしています。

 

最後に

読書が受験生に与える影響はとても大きいものです。

普段の生活の中で読書をしない人が受験をする事は非常に大きな損であると言えます。

是非この機会に読書を取り入れ、受験に役立ててみて下さい。

読書が受験突破の糸口になり得るかもしれません。