こんにちは。田中です。

今回は、どうしても覚えられない英単語の暗記法についてのお話です。

 

普段、授業で英語を指導している時、生徒からよく「単語帳の中にどうしても覚えられない単語がある。」

「どうしたらいいの?」という事をよく質問されます。

単語帳の中には1000個以上もの英単語が載っているため、10個や20個覚えられない単語が出てきても当然無理はありません。

そんな時に便利なのが今回ご紹介する「付箋暗記法」です。

「付箋暗記法」とは

 

・付箋に単語や意味を書く

・壁に貼る

・目に入ったら音読する

 

というとてもシンプルで実践しやすいものです。

それでは順を追って説明していきたいと思います。

 

まずは大きめの付箋を準備しよう

まずは少し大きめの付箋を準備します。

通常の横長の付箋よりは正方形に近い大きめの付箋の方が良いと思います。

このページの一番上の画像にあるようなものをイメージしてみてください。

次にその付箋に、濃くて見やすいペンで大きく「覚えたい単語」「意味」「用例」などの情報を書きます。

以下のような感じです。

 

experience【名詞】

➀経験 ➁経験した事

I have no experience of foreign travel.

 

こんな感じで単語帳にある覚えられない単語をいくつか書き出してみましょう。

一気にやる必要はありません。

1週間に5個、10個などと自分で「どれくらいの期間で」「どれくらいの個数」を暗記するかという目標を設定するかと良いと思います。

 

壁に貼って何度も音読しよう

次に単語の情報を書いた付箋を、普段生活をしていて何度も目にする場所に貼っていきます。

 

・トイレの壁

・冷蔵庫の扉

・洗面台の横

・勉強机

 

などに貼るのが良いでしょう。

そして貼った付箋が目に入ったらすべての情報を上から読んでいきます。

読むときのポイントは必ず「声に出して音読」する事です。

声に出して読むことで、記憶を定着させやすくなります。

 

トイレや冷蔵庫の前だと一日に何回も目にすることが出来るのでとても効果的です。

トイレに貼ったのであれば、「勉強の合間の休憩にトイレに行ったらついでに音読」という具合です。

この方法だと数日で、覚えられない単語が身に着くと思います。

 

私は以前、トイレに1枚、冷蔵庫の扉に1枚、洗面所に1枚というように様々な場所に1枚ずつ貼る方法を実践していました。

これだと一気にたくさんの単語を覚えなければならないというプレッシャーがなくなるので気楽に望めます。

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

覚えたら剥がしてノートに貼ろう

単語を覚えたら、また別の単語を書いた付箋に入れ替えましょう。

そして剥がした付箋の行方も大切です。

捨てずに専用のノートに並べて貼るなどして保管しておく事をお勧めします。

この付箋に書いた単語は、自分がどうしても覚えられなかった単語たちです。

一冊のノートに集約する事で自分の「オリジナルの単語帳」として後から見返す事が可能になります。

そして何より、たくさんの単語の暗記を克服してきたのだという達成感をも味わう事ができるでしょう。

 

この要領で継続していれば、単語帳の中から覚えられない単語がなくなっていくのも時間の問題です。

毎日継続する事で、受験に向けた単語の暗記が加速度的に伸びていくのではないでしょうか。

 

最後に

いかがでしたか?

英語の勉強において単語の暗記はとても大切です。

単語の暗記を制すれば、英語の勉強を半分終えたと言っても過言ではないと思います。

その英単語の暗記において、覚えられない単語をそのままにしておく事は非常に勿体ない事です。

みなさんも、ぜひこの「付箋暗記法」を実践して英単語の暗記スピードを加速度的に伸ばしてみてください。

きっと英語の勉強の役に立つと思います。