こんにちは。田中です。

今回は英語を理解する上において、とても大切な「不規則動詞」についてのお話です。

 

この不規則動詞の暗記に苦労している中学生、高校生も多いのではないでしょうか?

テストの時に分からなくて勘で書いたという経験のある人もいる事でしょう。

しかし、テストや入試を攻略するには、この不規則動詞を無視する事はできません。

この機会に不規則動詞についてよく理解し、完璧に使いこなせるようにしましょう。

ここでは

 

・不規則動詞とは何か

・活用の種類ごとに整理しよう

・リズムに乗って覚えよう

 

という3つの項目について解説していく事にします。

 

不規則動詞とは何か

英語の動詞には「現在形」「過去形」「過去分詞形」という3つの活用があります。

通常の動詞は、例えばplayの場合「play(現在形)ー played(過去形)ー played(過去分詞形)」という様に現在形の後ろに「ed」を付ける形となります。

しかし厄介な事にそのルール通りに変化しない「不規則動詞」というものが存在します。

不規則動詞は中学レベルのもので全部で70個程度しかありません。

不規則動詞は次の項目で出てくる、活用の種類ごとに整理し、この機会に全て覚えてしまいましょう。

高校以降の英語でも、必ず使うものなので覚えておいて絶対に損はありません。

 

活用の種類ごとに整理しよう

それでは具体的に「不規則動詞」を見ていくことにしましょう。

ポイントは活用に一定のパターンがあるという事です。

ルールなどなく変化しているように思える不規則動詞ですが、よく見てみると実は一定のパターンがあります。

以下、不規則動詞の「4つのパターン」を紹介していきます。

 

不規則動詞4つのパターンの例

全ての活用が同じパターン(AAA型)

cut – cut – cut (カット – カット – カット)
put – put – put (プット – プット – プット)
hit – hit – hit (ヒット – ヒット – ヒット)

 

過去形のみが違うパターン(ABA型)

come – came – come (カム – ケイム – カム)
run – ran – run (ラン – レェァン – ラン)
become – became – become (ビカム – ビケイム – ビカム)

 

原形のみが違うパターン(ABB型)

say – said – said (セイ – セッド – セッド)
tell – told – told (テル – トウルド – トウルド)
buy – bought – bought (バイ – ボート – ボート)

 

全ての形が違うパターン(ABC型)

go – went – gone (ゴー – ウェント – ゴーン)
speak – spoke – spoken (スピーク – スポーク – スポークン)
know – knew – known (ノウ – ニュー – ノウン)

 

まず不規則動詞を覚えるために、この活用のパターンを理解し表にまとめましょう。

皆さんが使っている教科書や問題集などの巻末に載せられていると思いますので、そちらを活用し自分なりにまとめてみてください。

表の一番右側には縦一列に並ぶよう「カタカナ」で発音の仕方を書き込んでおくことをお勧めします。

表の左から「現在形」「過去形」「過去分詞形」「カタカナの読み」の順です。

 

リズムに乗って覚えよう

不規則動詞の暗記をおこなうに当たっては以下の手順を踏まえておこなってください。

 

➀現在形を完璧に覚える

➁それぞれの活用の発音の仕方を押さえる

③リズムに乗って活用を覚える

④最後にスペルチェックをする

現在形を完璧に覚える

活用を覚えるまでに、まず現在形を全て覚えておく必要があります。

スペル、発音ともに完璧に覚えるようにしましょう。

それぞれの活用の発音の仕方を押さえる

次にそれぞれの活用の発音の仕方を押さえておきます。

発音記号が苦手な人も、先生に聞くなどして活用の表の右側にカタカナで発音を書き入れればそれで問題ありません。

リズムに乗って活用を覚える

ここからが一番大切なところです。

机を手で「トンートンートン」と叩きながら、その「トンートンートン」に合わせて活用を順に声に出して読んでいきます。

go の場合だと「ゴー – ウェント – ゴーン」のような感じです。

この時「ゴー – ウェント – ゴーン」を一呼吸で読むようにしてください。

一呼吸で読まないとリズムとして成立しないので記憶として定着しにくくなります。

 

またこの時一つの動詞を3回~5回連続で繰り返して読むようにすると効果的です。

「ゴー – ウェント – ゴーン」×3 ⇒ 一呼吸 ⇒ 「スピーク – スポーク – スポークン」×3

この一連の流れを自分がまとめた不規則動詞の表のすべての単語におこなってください。

1回の暗記で表を3周くらいし、それを数日間続けるとすぐに活用の発音が身に着くと思います。

最後にスペルチェックをする

最後に過去形と過去分詞形が書けるか紙に書いてテストしてみてください。

その時、表の現在形の単語だけが見えるように過去形と過去分詞形を紙で隠しておこないます。

書く時は、読み方を声に出しながら書いていき、同時に読み方も合っているか確認しましょう。

間違えた単語には✓印を入れるなどし、覚えるまで何度も繰り返しましょう。